26. Foster Daddy, Tora! (1980) : 男はつらいよ 寅次郎かもめ歌

『男はつらいよ 寅次郎かもめ歌』(おとこはつらいよ とらじろうかもめうた)は、1980年12月27日に公開された日本映画。『男はつらいよ』シリーズの26作目。

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26. Foster Daddy, Tora! (1980) / 男はつらいよ 寅次郎かもめ歌のあらすじ

晩秋の江差でテキヤ仲間の一人が寂しく死んで行ったのを聞いた寅次郎。人生の儚さに深い哀れみを覚え、線香の一本もあげてやろうと奥尻島を訪れた寅次郎は忘れ形見の一人娘・すみれ(伊藤蘭)と出会う。東京へ出て働きながら定時制高校で学びたいというすみれの願いにほだされた寅次郎は、すみれとともに東京へ戻り、とらやの面々に協力を仰いで就職の世話や高校の入学手続きに奔走する。

さくらや博から編入試験のための勉強を教わったすみれは晴れて試験に合格し、とらやに住み込みながらの学校生活が始まる。すみれの様子が気になる寅次郎は毎晩教室へ顔を出すうちに、クラスメイトや教師らとも顔見知りになり打ち解けていく。そんなある日、すみれの友人を名乗る男・貞夫(村田雄浩)からとらやに電話が入る。さくらからすみれの勤め先を聞き出した貞夫は仕事帰りのすみれと再会する。恋人同士だった二人は過去の行き違いから喧嘩していたが、一緒に暮らしてくれという貞夫の真摯な気持ちに打たれたすみれは自分もまだ貞夫のことが好きだと告白し、二人は抱き合う。夜になってもとらやに帰ってこないすみれを心配し、慌てふためく寅次郎。翌朝、戻ってきたすみれは心配をかけたことを皆に謝るが、一晩中男と一緒にいた事を知った寅次郎は怒りだす。しかし、すみれの口から貞夫と結婚する意志があることを聞くと、寅次郎は再び旅に出る決意を固め、身支度を始める。泣きながら謝るすみれに「幸せになれるんだろうな、お前。もし、そうじゃなかったら俺、承知しないぞ」と励ました寅次郎は、とらやを出て行く。

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